京商 スコーピオン2014_03(組立編)
今回のスコーピオン2014の最初の難関、ギヤボックス組み立てです。初代と同じようにギヤボックスはほとんどが組まれていますが、ベアリングのセットで苦戦します。
ギヤボックスの内部とフタの部分の穴に内径10mmx外形15mmx厚さ4mmのベアリングを入れるわけですが、寸法を追い込んでいるため寸法差が少なくベアリングがなかなか入りません。
かなり難しいですが、平行にベアリングの頭をセットして真っ直ぐにゆっくり差し込むと入っていきますが…、紙やすりで穴を軽く削るなどして入れたほうが楽かもしれません。(手研磨は真円出せないのでほどほどで。工具を使って低速回転でマイクロ加工している人もいますね笑)
↑ こんな感じで先にベアリングをセットしたほうが良いです。ギヤボックス側のほうが押し込みにくいかな。
↑ デフギヤをセットしてからフタのビスを締めたときに、ギヤがスルスルと動かない場合はベアリングが入りきっていません。ビスを締めきってもギヤがスルスルと動くまでベアリングの挿入位置は追い込む必要があります。
このベアリング、きついんですがたぶん意図的に寸法を追い込んでいます。初代トマホークのギヤボックス組み立てでもそうでしたが、ギヤボックスのベアリング穴にはベアリングはそのままでは入りませんでした。金型で作られるギヤボックスの穴径の交差を緩い方向にするとおそらくベアリングが簡単に外れるバラツキが出るために、初代と同じようにきつめに設計してあるのかなと思っています。今回はだいぶ寸法を追い込んでいるみたいですからね。
で、やっぱり思うのはこのキットはだいぶ玄人向けです。色々な部品をちょっとだけ加工して最適な組み方をする..というのは初めてキットを作るような人には難しいかも(^^; (トマスコ好きな方々はきっと楽しんでいますが)
↑ ギヤボックスを組み上げたあたり。粉川さんの世界戦トマホークの仕様に準じて、今回はモーター缶の動きを抑えるプラ部品(元々はプログレス用の部品)が追加されています。根元もだいぶ補強されていますね。
初めて組む人は何を言っているかわからないかもしれませんが、スコーピオンのギヤボックスを組み立てていると思ったらいつのまにか最後期のターボスコーピオンのギヤボックスを組み立てていた…、という感じがしました笑。
↑ ギヤボックスとリヤロールケージを取り付けしたあたり。リヤロールケージは割れにくい材質になりました(^^;
ギヤボックスプレート側はナットを使った固定に変更されています。初代は割れやすかった箇所ですね。リヤダンパーステー側はM2.6のビスがちょっと長くてロールケージが割れないかヒヤヒヤ。復刻版ではそんな心配いりません。
リヤサスポストを軽く組んだ状態ですが、次のページで次の難関のドッグボーンと足回りの取り付けです。
続きます。