京商 トマホーク 改良01
↑ そんな感じで2個のギヤボックスのメタルを外しました。慣れると1個に15分もかかりません。これにベアリングを入れますが、隙間埋めと滑り止めでアンチウェアグリスなどの粘度の高いグリスをベアリングの側面に塗ってから入れています。外れるのが怖い場合は合成ゴム系のボンドでもいいですね。(あとでちゃんと外れます)
↑ 今回の2つのギヤボックスは、ギヤベース(左の写真のプレート)とギヤボックスの間に隙間ができるのが問題です。今回はポリカボディのマウント部の補強用スポンジ(粘着シート付き)で隙間埋めをしました。スポンジの穴は5mmなので、ベアリングのフランジ外形に合わせて9~10mm穴に広げます。
ポリカ板に軽く貼り付けしてリーマーで広げると楽です。後述しますが、ちょっと中心をずらして広げる必要があります。
↑ 左:ギヤベースの裏側に貼り付けした状態。穴位置がオフセットしているのはギヤベースの取り付け穴がちょっとずれているためです。ちなみにスポンジに開けた穴が歪んでいる場合は、貼り付け位置を歪ませると調整できます。
右:ギヤベースの表側から見た状態。ベアリングの外形がギリギリ見えるくらいの穴の大きさにする必要があります。ここにいれるギヤの外形は10mmなので余裕がありませんが、問題の隙間まであまり距離が残っていません。残った粘着シートが気になる場合は耐油性の塗料でも軽く吹き付けて下さい。
↑ 上から見た状態。スポンジがちょうど隙間を塞いでいます。もっと厚いスポンジで全部埋めたり、もっと大きなスポンジで取り付け穴の外側まで覆う方法も良いかも。
↑ トマホークのギヤデフの困った部分がデフ左右のワッシャーとクリアランスです。
左:純正ギヤデフ用(厚さ0.8mm)、中央:純正デフなしスパーギヤ用(厚さ0.8mm)、右:ギヤデフ用シム(厚さ0.1mm)で、これらを使ってクリアランスを上手く調整しないと回らなくなったり、空回りしたりします。
左のギヤデフ用ワッシャーはギヤデフが回っていると一緒に回るときがあるので、今回は中央のスパーギヤ用をギヤデフに使いました。シムは未使用です。(スパーギヤはベアリングを使うとワッシャーが不要みたいで使っていません)
↑ ファイナルピニオンを組み込んだ状態。右の写真で、青色:フランジベアリング(フランジ部は長い線)、赤色:ノーマルベアリング、黄色:お好みでワッシャーです。ワッシャーは右側でも良いかもしれません。
フランジベアリングは、ギヤボックスの外側への抜け落ちを考えると内側から入れる方法もあります。お好みでベアリングの方向やワッシャーを調整して下さい。
*右の写真はみなみちるさんとAKUさんの昔の記事を参考にしました。その昔にとても参考になって重宝しておりました。
↑ そんな感じで出来上がった2つのギヤボックス。元はかなり汚れていたものでしたが、きれいになって復活です。
ギヤボックスができたので、次回はシャーシの組み立てです。アルミ部品は少しずつ磨いていたので準備ができていますが、ちょっとイベントがあるため次の記事UPは来週かもしれません。ゆっくりですみません。
TAGS: Kyosho・Maniac・Tomahawk・Tomahawk Custom | 2012-07-18