京商 スコーピオン2014_03(組立編)
↑ ドッグボーン。自分のキットでは状態が良かったですが、圧入したピン先が潰れている場合があるみたい。写真でも赤い丸印の箇所にちょっと傾向ありです。変形が多い場合は凸部分を削った方がいいですね。
リヤサスの組み方についてはスコーピオンの設計者の粉川さんからも注意点について連絡がありました。(タナトゥさん経由の情報で、画像は引用させて頂いた画像です)
↑ ドッグボーンが外れにくいようにやや長めなので、リヤサスポストのビスを緩めてサスアームを外側に押して固定すると良い、とのことです。
↑ 左:ドッグボーンが途中で引っかかってリヤサスが動かない場合(右側のサスアーム)、右:調整してリヤサスが稼動範囲最大まで動くようになった場合の比較です。右側はリヤサスが動き過ぎていて、ドライブカップの位置によってはドッグボーンが落ちます。
中途半端な状態としてリヤサスを上下に動かすとドッグボーンがカクっと引っかかる場合も調整が必要ですね。
↑ 調整箇所1。先ほどの説明の箇所です。赤丸のビスを緩めてリヤサスを左右に広げてビスを締めます。リヤサスを広げる量で動きが変わります。ビスは緩み止めをしたほうが良いです。
↑ 調整箇所2。リヤサスポストとリヤサスアームの間にはクリアランスがあるので、そもそもリヤサスは左右に動きしろがあります。シャフトの位置を左右に少し調整しながら、1)赤丸の部分に薄いワッシャ(樹脂ワッシャでもOK)を入れる、2)リヤサスの内側を少し削るなどの方法で、リヤサスの左右方向の位置や動きしろの調整ができます。
↑ 調整箇所3。これは自分のトマホークですが、リヤサスポストの下にワッシャを入れて調整することもできます。サスアームの上下の動きが渋い場合の調整やリヤ足回りの接地角度の調整などで使っています。
調整箇所は多いですが、リヤサスが上下にスルスルと動いて一番上まで動かしたときにドッグボーンが外れないくらいに追い込むと良いと思います。自分はずっとトマホークをやっていて慣れているんですが、悩ましい部分だと思います。
続きます。次はダンパーですが、そろそろ組み立て編は終わりです(^^;。