レプリカボディを作る 第二章

失敗した原型を燃えないゴミの日に出して、ムダなお金と地球に優しく無いゴミを出した事を反省。次の作戦を考える。とりあえず、石膏の使用は止める。石膏は硬化するとかなり収縮するのと、流動性に不満がある為。また硬化した石膏は思った以上に頑丈で割る事も困難。結局シリコンを素直に使う事にした。この辺になってくると考え方もだいぶ変わり金銭感覚がマヒし始める。新たにスペアボディを用意。この為に未組み立てキットから取り出したので、もう失敗も後戻りも出来ない。シリコンをネットショップから購入。トマのボディ容量が約2.6リットル。スペアボディにシリコンを流して雄型を製作、それを元に雌型を製作する作戦。この雌型製作にどの程度のシリコンが必要か分からなかったので、とりあえず10キロほど購入した。これと最終原型用のウレタン樹脂も買いなおしたので、結構な出費だがマヒしているから問題ない。

↑ボディにシリコンを流す。せっかちなので、硬化時間の早いシリコンをチョイス。6時間で硬化。

↑出来上がったシリコン原型。気泡も無く、見事な再現ぶりでこのまま真空成型できないかと考える。トマホークの牛乳プリン、という感じ。

↑シリコン原型にワックスを塗って、雌型用シリコンを流し込み。シリコンどうしでは離型剤は使わず剥離剤を使う。てっとり早いのがフローリング用ワックス。

↑あーーーーー!また失敗!!シリコン原型に塗った離型剤が少なかったのか、雄型のシリコンと雌型のシリコンが接着。シリコンどうしの接着性がこんなに凄いなんて…もう発狂寸前。
↑詳細。色々な所に凹が。シリコン雄型とくっ付いた部分。お先真っ暗。
↑しょうがないので失敗した雌型で注型してみる。(前回の反省から、今回のウレタン樹脂はグレー色。アイボリーだとキズやヒケが目立たないから不便。)うわ〜、キッタネ〜。もう絶望的。
↑諦めて削る、盛るのくり返し。会社から帰宅後この作業が1週間続き、もう投げ出したい気分。パテにはアルテコの瞬間接着パテを使用。
↑サフェイサーを吹いて、一応の完成を見た原型。長く辛い戦いだった。
第三章へ続く
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