キングハウラー使用、MACK RS700L(ラバーダック)っぽいの製作記

ピータービルト359にケンワースW900の製作が一段落して(まだ359は途中なんですけどね)、今度は何を作ろうか(直そうか)悩んでいたのですが、どうにも気になっている事が一つ。ピータービルトもケンワースも大好きなトラックなのですが、自分が一番好きなトラックはというと・・・マックR700モデル。映画コンボイで主人公ラバーダックがドライブしたあの車両です。

このマックR700というモデル、なぜか精密なミニチュアがモデル化されていない不運なモデル。アーテルから映画版権物として1/25のプラモデルは発売されましたが、これは既存のDM600にランナーパーツの追加で済ますと言う、とっても大胆なもの。形状はDMのまま。AMTとモノグラム(1/32)も共にプラモデル化したのはR600。いつかはAMTのプラモをベースにラバーダック仕様に改造しよう!なんて思っていましたが、今回1/14RCトラックでこれをやってしまおう!なんて無謀な計画を立てた訳です。それほど、8才当時の私はこの映画にショックを受けて、今でもその時の興奮が忘れられずにいるのです。

とは言ったものの、やるとなると完全なフルスクラッチ。
シャーシ周りはキングハウラー関係をそのまま利用(足回り、駆動系とかが違うのはそのまま)して、ボディやタンク等の外装パーツを作る事になります。問題なのはボディ。このMACK Rモデルは曲線で構成されている部分が多く、スクラッチビギナーな私にはとてもハードルが高いのです。果たして完成するのか?今回の製作レポもドキドキの進行になります。途中で投げださい為にもHPにUPしました。さぁ、逃げられなくなってきた。

↑まずは図面。これがないと始まりません。実車写真画像にカタログカット、プラモデル等から採寸して1/14の簡単な図面を製作。この図面はあくまで簡単なもの。詳細に書き込んでもその通り作れませんから。DVDパッケージのモデルが今回製作する車両。メチャクチャかっこいい。グレーのキャビンとボンネットはAMTのR600。手前のレジン製の物はアメリカ製R700のボンネットフード。造りが粗くて作らずじまいでしたが、今回は形状参考用として出番が回ってきました。

←とりあえず3面図は完成。これを元にどうやって作るか悩みまくります。頭から煙りが出るまで悩みます。

どうすれば高率良く精度が高く作れるかが悩み所。結局素材は普段使い慣れているプラバン、プラ棒、ポリパテという極めてオーソドックスなアイテムで進行する事に決めました。まずはお店でタミヤプラバンを大量購入。

↑キャビンよりは遥かに簡単であろうボンネットから製作開始。製作した図面をプラバンに貼って切り出し、接着していきます。キングハウラーのボディと並べてみると、その無骨さが良く分ります。 ↑製作中頼りになるのはやはり立体物。プラモと見比べながら作って行きます。
↑裏面はこんな感じ。プラバン組みの補強にプラ棒を貼付けています。接着はスチロール用でガッチリ固定、強度UPやすき間にアルテコの瞬間接着パテを使用。いつものやり方。 ↑分りづらいですがフード上面、フェンダーの部分はRにクセを付けたプラバンを貼り込んでいます。後でパテを盛ってRを出すのが大変そうでしたので。

↑フェンダーのRを削ってみました。裏打ちしたプラ棒は固く、削るのが大変。木工用の大きいヤスリで、削るというよりむしり取る感じでガリガリ角を落とします。 ↑両側削ったら部屋が真っ白に…。続いてライト部をくり抜きます。この辺は加工しやすいプラバンならではのサクサク作業。
↑さらにモールドをプラバンでペタペタ追加、全体のR出し作業も同時進行。 ↑後ろから。まだまだフェンダー部分が固い感じです。更に削らねば。ホイルアーチも小さいかな。

↑ホイルアーチを大きくして、後はひたすら削り込みほぼ形状がまとまりました。この後はパテ盛り作業になります。

↑後ろから。フエンダーもそれっぽく丸みが付いて雰囲気よくなってくれました。

↑裏から。補強や裏打ちが入って見苦しいですが、かなりの強度になってます。これなら力を入れて表面処理しても耐えてくれるでしょう。

さて、思いのほかボンネット製作のメドがあっさり見えてしまいましたが、次は一番の難関になるであろうキャビン部分の組み立てに挑戦。一発では出来ないんだろうなぁ…。このまま更新無くなるかも。

続く
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